特集

東京オリンピック

東京オリンピックに関する特集ページです。

特集一覧

TOKYOスイッチ

「ママアスリート」違和感も背負い 100m障害・寺田明日香さん

  • ブックマーク
  • メール
  • 印刷
女子100メートル障害で日本新記録を更新し、電光掲示板の前で長女果緒さんを抱いて記念撮影する寺田明日香。以前から果緒さんに「あそこで写真を撮りたい」と頼まれていたため、親子の夢がかなった瞬間でもあった=エディオンスタジアム広島で2021年4月29日、猪飼健史撮影
女子100メートル障害で日本新記録を更新し、電光掲示板の前で長女果緒さんを抱いて記念撮影する寺田明日香。以前から果緒さんに「あそこで写真を撮りたい」と頼まれていたため、親子の夢がかなった瞬間でもあった=エディオンスタジアム広島で2021年4月29日、猪飼健史撮影

 「ママアスリート」という呼び名に違和感がある。1児の母であることと、トップ選手であることを両立させている証しだが、男性選手は「パパアスリート」とは呼ばれない。陸上女子100メートル障害の寺田明日香(31)=ジャパンクリエイト=にとって、東京オリンピックへの道のりは、出産を経た女性選手の競技復帰を「当たり前」にするための挑戦でもあった。

 スタートから抜け出してぐんぐん加速し、後続を突き放しながらハードルを次々に飛び越えていった。6月26日、寺田は大阪市内で開かれた日本選手権の決勝に臨んだ。「ままへ 日本せんしゅけんがんばってね 金めだるもらってね だいすきだよ」。この日の朝、小学1年の長女果緒(かお)さん(6)から手紙をもらった。夫でマネジャーの佐藤峻一さん(38)もスタンドで見守る中、寺田は11年ぶりに「日本一」を奪還した。

 寺田は、スポーツコンサルタント会社を営む佐藤さんと共働きだ。家事は夫妻で分担しており、寺田はトレーニングの傍ら料理などをこなす。日々の様子をネット交流サービス(SNS)に投稿する時、あえて「ママアスリート」という呼び名を使うこともある。…

この記事は有料記事です。

残り1301文字(全文1788文字)

【東京オリンピック】

時系列で見る

次に読みたい

あわせて読みたい

注目の特集