「社会派ではないですが」 笑福亭松喬さんが語る「笑えない現実」

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本紙でコラム「松喬日和」を連載中の笑福亭松喬さん=大阪市北区で2021年6月29日、菱田諭士撮影
本紙でコラム「松喬日和」を連載中の笑福亭松喬さん=大阪市北区で2021年6月29日、菱田諭士撮影

 「ニュースで路上飲みやなんやかんや言いますけど、ビールのコマーシャルばっかりですやん」。日常の一コマを笑いに包んで風刺するのは上方の落語家、笑福亭松喬(しょきょう)さん。新型コロナウイルスが広がり始めた1年ほど前から本紙でコラム「松喬日和」を執筆し、ニュースサイト(https://mainichi.jp/ch200459744i/)に掲載しているが、実は「元々は世間を批判する社会派ではなかった」という。それでも「落語は大衆芸能。博物館に置いておくようなものではない」と「今」の視点が欠かせないそうだ。不要不急ではない落語の魅力を存分に語ってもらった。

 まずは松喬さんの紹介から。1983年に先代・六代目松喬に入門し、2017年に七代目を襲名した60歳のベテラン。角刈りがトレードマークで、何だか憎めない盗っ人が登場する「泥棒ネタ」を得意とする。阪急ブレーブス時代から続くオリックス・バファローズのファンだ。

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