「日本酒学」なら新潟大学で 研究施設開設、試験醸造場を完備

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日本酒学センター内の試験醸造場。瓶に入っているのは試験醸造第1号となるもろみだ=新潟市西区で2021年7月2日午後4時27分、北村秀徳撮影
日本酒学センター内の試験醸造場。瓶に入っているのは試験醸造第1号となるもろみだ=新潟市西区で2021年7月2日午後4時27分、北村秀徳撮影

 日本酒を起点に文化や地域性、海外展開など多角的な学問領域を研究する新潟大の「日本酒学」の拠点施設・日本酒学センターが、新潟市西区の同大五十嵐キャンパスに開設された。同大は県や県酒造組合と連携し2017年から日本酒学構想をスタートさせ、施設整備を進めていた。センターは試験醸造場などを完備している。【北村秀徳】

 「『日本酒を体系的に学ぶのであれば新潟大学』と世界的に認知されるよう、教育研究、情報発信、国際交流をテーマに活動を展開していく」。2日に行われた日本酒学センター開所式で、センター長の鈴木一史教授(応用微生物学)は出席者を前に展望を語った。式典には県酒造組合や県産業労働部などの関係者が出席した。

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