ガリガリ君「多数決で決めない」150以上の味を生んだ遊び心

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赤城乳業のガリガリ君ソーダ=2021年7月13日、菱田諭士撮影
赤城乳業のガリガリ君ソーダ=2021年7月13日、菱田諭士撮影

 夏といえばこれ。年間4億本を販売する大人気のアイスキャンディー「ガリガリ君」は、発売40周年を迎えた。これまで世に送り出した種類は何と150以上! なんで、こんなにたくさん?

 製造・販売する赤城乳業(埼玉県深谷市)は、1931年創業の「広瀬屋商店」が始まり。天然氷が夏場に売れ、氷をメインで扱うようになった。「赤城乳業株式会社」になったのは63年。「乳業」というから、もともと牛乳屋さんなのかと思っていたら、氷が専門。今もアイス専業メーカーだ。

 64年発売のカップ入りかき氷「赤城しぐれ」が人気商品だったが、70年代のオイルショックの際、30円から50円に値上げしたところ、売り上げが大幅ダウン。傾きかけた会社を立て直すため、子どもが遊びながら食べられるかき氷を目指して開発されたのがガリガリ君だ。最初はただ型に流し込んだだけだったが、売り場で陳列すると崩れたり、食べる時に抜けたりするなどしたため、かき氷をアイスキャンディーでコーティングした…

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