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広島・長崎原爆

1945年8月、広島・長崎へ原爆が投下されました。体験者が高齢化するなか、継承が課題になっています。

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黒い雨訴訟 広島市・県が厚労相に上告断念を要請「政治判断を」

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田村憲久厚生労働相(右)に「黒い雨」訴訟で上告しないことを認めるよう求める要請文を手渡す松井一実広島市長(中央)と田辺昌彦広島県副知事=東京都千代田区で2021年7月16日午前11時46分、矢澤秀範撮影
田村憲久厚生労働相(右)に「黒い雨」訴訟で上告しないことを認めるよう求める要請文を手渡す松井一実広島市長(中央)と田辺昌彦広島県副知事=東京都千代田区で2021年7月16日午前11時46分、矢澤秀範撮影

 広島への原爆投下後に降った「黒い雨」を国の援護対象区域外で浴び、健康被害を受けたと訴えた84人全員を被爆者として認めた広島高裁判決を受け、広島市と広島県は16日、田村憲久厚生労働相に、上告しないことを認めるよう求めた。

 松井一実市長と県の田辺昌彦副知事が厚労省を訪れ、要請文を手渡した。要請文では被爆者らの高齢化に触れ、「人道的な視点で救済方法を考えていくという政治判断が優先されるべきタイミングだ」と指摘。上告せずに訴訟を終わらせるよう求めている。その上で、原告以…

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【広島・長崎原爆】

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