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人間国宝の認定が決まり、今春惜しまれつつ現役を引退した師匠、吉田簑助さんに電話で報告した。「『おめでとう』が5回、聞こえました。ものすごくうれしかった」。この師匠も、父の二代目桐竹勘十郎(1986年死去)も人間国宝。「でも、まさか自分が認定されるとは。身が引き締まる思いです」
中学生だった66年、人手不足のため公演を手伝うことに。初めて舞台の裏側に入り、父の仕事場を見た。「素晴らしかった。先輩方みたいに人形を生きているように動かせたら楽しいやろなあと思いました」。翌年、14歳で簑助さんに師…
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