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熱海土石流

静岡県熱海市伊豆山地区で2021年7月3日、大規模な土石流が発生しました。26人が犠牲、1人が行方不明に。

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熱海土石流 発生地点の解析雨量判明 発生3時間半前には過去最大に

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ドローンで撮影された静岡県熱海市伊豆山地区で発生した土石流の起点=同県提供
ドローンで撮影された静岡県熱海市伊豆山地区で発生した土石流の起点=同県提供

 日本気象協会は、土石流が起きた静岡県熱海市伊豆山(いずさん)地区の積算雨量を分析し、街中の観測地点よりも多かった実態を明らかにした。降り始めの1日から土石流の発生3時間半前の3日午前7時までの約2日半で、過去の3日分の最高(416ミリ)を更新。この3日間では552・8ミリと7月1カ月間の平均雨量の2・3倍に上り、発生直前には1時間で40ミリの大雨も降った。

 気象庁は、各地に地域気象観測システム(アメダス)を設け、雨量を観測している。ただ、熱海市内の街中に設けられたアメダスと伊豆山地区は約8・5キロ離れている。

 日本気象協会は、時間ごとの1時間雨量の分布を、1キロ四方ごとに示す国土交通省の「解析雨量」のデータを使い、土石流が発生した地点の雨量について詳細に調べた。このデータは、気象レーダーによる観測データと、アメダスなどのデータを組み合わせて算出される。

 アメダスは実測値なので正確だが、観測地点が限られる。一方、気象レーダーは雨粒から返ってくる電波の強さから雨量を広範囲に推定できるものの、精度はアメダスに劣る。…

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