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政治的パフォーマンス? バッハ氏、広島訪問強行の実利的な狙い

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原爆慰霊碑に献花をするIOCのバッハ会長=広島市中区の平和記念公園で2021年7月16日午後1時31分(代表撮影)
原爆慰霊碑に献花をするIOCのバッハ会長=広島市中区の平和記念公園で2021年7月16日午後1時31分(代表撮影)

 国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長、ジョン・コーツ副会長が16日、被爆地の広島、長崎をそれぞれ訪問する。平和を追求する五輪運動とはいえ、新型コロナウイルスの感染拡大が加速する首都圏から足を運ぶことには批判の声がある。それでもバッハ氏が広島訪問を強行する理由とは。

 被爆地の訪問は、国連で採択された「五輪休戦決議」が16日から始まるのに合わせての活動という。決議は紀元前に古代ギリシャで行われた古代オリンピックの開催中に戦争を中止した故事にならったもので、1994年リレハンメル冬季五輪の前から夏と冬の五輪に向けて採択されている。今回は開催国である日本が提案し、日本を含む186カ国が賛成した。法的な拘束力はなく、過去には2008年北京五輪の開幕直前にロシアとグルジア(当時)が交戦したこともあり、実効性を欠く。

 東京都内の新規感染者数は14日、約2カ月ぶりに1000人を超え、厚生労働省に感染症対策を助言する専門家組織「アドバイザリーボード」は「東京を中心とする首都圏の感染拡大が顕著で、周辺や全国への影響が懸念される」と指摘したばかり。SNS(ネット交流サービス)では「理解できない」「不要不急なのでは」と疑問の声が並ぶ。

 それでも、バッハ氏が広島訪問にこだわるのは、実利的な狙いがあるからだ。IOCに詳しいある関係者は…

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