江戸のからくり人形「鶴」再現 名古屋で活動・九代玉屋庄兵衛さん

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 名古屋市北区のからくり人形師、九代玉屋庄兵衛さん(67)が今年春、新作の「鶴」を完成させた。高さ1・5メートル、羽を広げた幅は2・2メートル。かつて盛大に開かれた名古屋の東照宮祭で呼び物となった「山車からくり」で、戦争末期の空襲で焼失したものを復元した。「初代庄兵衛が制作や実演に携わったものだけに、いつか、よみがえらせたい」と胸に秘め、実現させた。

 山車からくりは、祭りの山車の上で操られる人形。1730(享保15)年、七代尾張藩主となった徳川宗春は、八代将軍吉宗による倹約令に逆らって祭りを復活させた。その2年後、東照宮祭に城下の伝馬(てんま)町から参加する山車「林和靖車(りんなせいしゃ)」が完成。精巧な鶴の人形が乗り、糸の操作で首を動かしたり、くちばしを開閉して羽を羽ばたかせたりした。

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