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微聞積聞

記者を取り巻く環境はこの35年で激変。昔を思い返し、ちょっと聞いてよってな話や積もる話を、つれづれなるままに書きます。

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酒の荒波、共にした“戦友”

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 新人時代の私は、今と違って酒にはからっきし弱かった。それでも酒場に通ったのは、飲まねばやってられなかったのもあるが、仕事を離れて話せる場だったからだ。他社の同期入社組は、ライバルだが“戦友”みたいなもんで、よくつるんでは飲みに行き、グチをこぼし合ったもんだ。

 警察本部の幹部との懇親会では、みんな洗礼を受けた。意地の悪い2課長に飲めない日本酒をどんどんつがれたが、課長の機嫌を損ねては、と思うから断れない。酒が喉元までせり上がってくるほど飲まされて、新人連中で逃げるように2軒目に転がり込んだ。カウンターに突っ伏して、朝日のヤマち…

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