空飛ぶクルマ、4年後に乗れる? 鍵握る安全性や不安の解消

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飛行試験を重ねるスカイドライブの空飛ぶクルマ「SD-03」=同社提供
飛行試験を重ねるスカイドライブの空飛ぶクルマ「SD-03」=同社提供

 SF映画の中の存在だった「空飛ぶクルマ」が現実味を帯びてきた。政府は2025年に客が乗った飛行を実現させる目標を掲げ、ベンチャー企業を中心に機体の開発が進む。生活を一変させかねず、巨大な関連市場をにらんで大手自動車メーカーも触手を伸ばす。山積する課題を乗り越え、空中を自由に行き来できる日は訪れるだろうか。

飛躍的に進む開発

 30年のある日。海辺のマンションを出発したクルマは、タイヤで地上をしばらく走って海に面した広場へ。運転席の男性が「東京のオフィスまで」と指示すると、クルマの四隅に取り付けられた下向きのプロペラが高速回転。ふわりと上空に浮かび上がると無数のクルマが飛び交う“道路”に合流し、約50キロ離れた東京都心まで30分以内でたどり着いた――。

 これは実写とコンピューターグラフィックス(CG)を組み合わせたイメージ動画で、空飛ぶクルマを開発するベンチャー企業スカイドライブ(東京都新宿区)がウェブ上に公開している。遠い未来のようにも思えるが、ここ数年で世界の開発水準は飛躍的な進化を遂げた。

 先行するドイツのベンチャー企業ボロコプターは、約20枚の小型プロペラを周…

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