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テニス・錦織圭、忘れない探究心 「少年の心」で見いだした喜び

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リオデジャネイロ五輪のテニス男子シングルス準決勝で英国のアンディ・マリーからポイントを奪い、拳を握り締める錦織圭=リオデジャネイロの五輪テニスセンターで2016年8月13日、小川昌宏撮影
リオデジャネイロ五輪のテニス男子シングルス準決勝で英国のアンディ・マリーからポイントを奪い、拳を握り締める錦織圭=リオデジャネイロの五輪テニスセンターで2016年8月13日、小川昌宏撮影

 右手首の故障、右肘の手術、そして戻りきらない試合感覚――。日本の男子テニス界をリードしてきた錦織圭(日清食品)は五輪シーズンを迎えても、苦しい日々が続いている。

過酷なツアー「五輪優先できない」葛藤

 けがの多さは、プロテニス選手の過酷な競技環境が一因となっている。トップ選手は1年を通して世界中のツアー大会を回る。各大会の成績に応じて獲得するポイントが世界ランキングに反映されるため、順位を維持するには好成績を出し続けることが求められる。

 疲労が蓄積するシーズン半ばに迎える五輪は、体力的にも厳しい。最も格付けが高くポイントも多いウィンブルドン選手権などの4大大会を優先し、五輪への参加を見送るトップ選手は多い。さらに今回は新型コロナウイルス感染への不安もあり、トップ選手の東京オリンピックへの不参加が相次いだ。世界ランキング67位(7月12日現在)の錦織も、こう漏らしたことがある。

 「ランキングを上げるには、五輪を優先できない。力をグランドスラム(4大大会)に注ぎたいというせめぎ合い。でも五輪はすごく意味のあるものだし、正直なところ葛藤はある」

 2016年のリオデジャネイロ大会は、26歳で迎えた自身3度目の五輪だった。3位決定戦でラファエル・ナダル(スペイン)を破り、実に96年ぶりのメダルを日本にもたらした。その年のシーズンオフに帰国した際、錦織は30代で迎える東京五輪への期待感を語った。

 「(リオ五輪は)周りの日本選手の活躍を間近で見ていて勇気づけられ、日本人として戦えた場所。すごく有意義な時間だった。…

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