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メードイン東北・工場探訪

東北には数多くの工場があり、有名な製品から知られざる逸品まで、さまざまなモノが生み出されている。工場を記者が訪ねた。

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メードイン東北・工場探訪

山形・酒田米菓 オランダせんべい 塩味で薄焼きの元祖

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型抜きされた生地から、ふぞろいなものを手作業で取り除く=酒田市両羽町2のオランダせんべいFACTORYで2021年4月20日、長南里香撮影
型抜きされた生地から、ふぞろいなものを手作業で取り除く=酒田市両羽町2のオランダせんべいFACTORYで2021年4月20日、長南里香撮影

 <MADE IN 東北>

 日本三大急流の一つの最上川に沿うように、全長545メートルの煎餅工場を有する酒田米菓(山形県酒田市)は70年の歴史を誇る。建物に一歩足を踏み入れれば、100メートル以上あるベルトコンベヤーの上を、蒸したコメをつき上げたみずみずしい生地や、透き通った無数の煎餅が続々と流れていた。【長南里香】

 「デビューから59年、庄内米を原料に、厚さ3ミリ、直径6センチのサイズも変わっていません」。案内してくれた同社観光部サブリーダーの今野啓明さん(28)はほほ笑んだ。年間生産枚数2億枚の看板商品「オランダせんべい」。製造工程をガラス越しに見学でき、乾燥させた生地をパリッと焼き上げる巨大オーブンから、鼻をくすぐる香ばしさが漂ってくるようだ。

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