偏見乗り越え共生の一歩 施設コンフリクト解消へ一役 学生ら、交流取り組み 京都ダルクと地域住民 /京都

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顔が見える関係に

 「建設断固反対」「われわれの街には違和感しかない」。社会福祉施設の新設の際、地域住民が“迷惑施設”として反発する「施設コンフリクト」が相次ぐ。薬物依存症回復支援のNPO法人「京都ダルク」(京都市伏見区)でも近年、グループホーム建設を巡り住民の反対運動がわき起こった。だが建設に理解を示す自治会が現れたり、学生が当事者との交流に取り組み始めたりと、共生に向けた可能性も感じさせた。

 5月末の昼すぎ。「今日は少ないな」。口々に言い合いつつ、マスク姿の男性らがかがみ込んではごみを拾う。ジュンさん(33)は5年ほど前、覚醒剤依存でダルクに入寮。しかし再使用で逮捕、不起訴を経て昨年、戻ってきた。「ここに住む者として地域にできることをさせてもらっているだけ」と淡々と話す。

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