青春の狂騒 ビート作家の世界展 神戸・ケルアック原稿複製など

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ケルアックの代表作『オン・ザ・ロード』の複製スクロール原稿(手前)などが展示された会場=神戸市のBBプラザ美術館で2021年7月3日、清水有香撮影
ケルアックの代表作『オン・ザ・ロード』の複製スクロール原稿(手前)などが展示された会場=神戸市のBBプラザ美術館で2021年7月3日、清水有香撮影

 1950年代の米国で発火し、自由と至福を求めて新しい生き方を唱えた文学運動「ビート・ジェネレーション」。命名者とされる作家ジャック・ケルアック(22~69年)が57年に発表した小説『オン・ザ・ロード』は広く若者文化に影響を与えた。ビート作家の書籍や関連資料からカウンターカルチャーの系譜を読み解く展覧会が、神戸市のBBプラザ美術館で開催中だ。8月8日まで。

 第二次世界大戦後、米国全土を放浪した自らの旅を基にした同書は、青春の狂騒を疾走感あふれる文体で紡ぐ。頭に浮かんだことをそのまま書くことを理想としたケルアックは執筆の際、タイプライターの紙を取り換える時間をも惜しみ、テープでつないで巻物状にした原稿用紙に内面からあふれる言葉を21日間刻み続けた。

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