- ツイート
- みんなのツイートを見る
- シェア
- ブックマーク
- 保存
- メール
- リンク
- 印刷

地獄からはい上がり、ついに角界の頂点に上り詰めた。大相撲名古屋場所で横綱・白鵬と最後まで優勝を争った大関・照ノ富士(29)=本名・ガントルガ・ガンエルデネ、モンゴル出身、伊勢ケ浜部屋=の横綱昇進が18日、確実になった。日本相撲協会の八角理事長(元横綱・北勝海)が審判部から昇進を諮る臨時理事会の開催を要請され、受諾したと明かした。来日時から「命を懸ける」決意で相撲に臨んできた照ノ富士。11年間の土俵生活は文字通り、命懸けの挑戦だった。
2009年12月、モンゴルの首都ウランバートル。日本に留学を希望するモンゴルの若者約100人が一堂に集まった。高校相撲の強豪、鳥取城北高(鳥取市)の顧問でモンゴル出身のレンツェンドルジ・ガントゥクスさん(36)が有望力士のスカウトにやって来たのだ。ひときわ目立ったのが、当時18歳で身長189センチ、体重155キロだった照ノ富士。横綱・白鵬(36)の父でモンゴル相撲の横綱だったジジド・ムンフバトさ…
この記事は有料記事です。
残り800文字(全文1219文字)