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取水制限 大渇水の記憶 /香川

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深刻な水不足をしのぐため、計量カップを使ってシャンプーする高松市内の理容店=1994年7月22日撮影
深刻な水不足をしのぐため、計量カップを使ってシャンプーする高松市内の理容店=1994年7月22日撮影

 早明浦ダムの貯水率の低下を受け、2年ぶりの取水制限が14日に始まりました。香川用水への水量を20%カットする第1次取水制限です。取水制限と聞けば、1994(平成6)年の「ヘイロク大渇水」を思い出します。私は当時、高松支局に勤務していて、渇水取材に走り回りました。

 この年は、「高松砂漠」と言われた1973(昭和48)年以来の大渇水でした。県内各地で夜間断水や時間給水を余儀なくされ、小学校の校庭などに応急給水所が設けられました。学校給食が牛乳だけになったり、うどん店も休業や営業短縮に追い込まれたりしました。高松市内では「5時間給水」(午後4時~午後9時)が真夏の1カ月続きました。

 早明浦ダムの貯水率が「ゼロ」になったのは7月24日でした。その取材の際、「貯水率に反映されない発電用水がまだダムにあるのです」と担当部署から聞かされ、ちょっと驚いた覚えがあります。

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