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若田光一(わかた・こういち)さん
小さい頃から飛行機を見るのが好きでした。小学校低学年のころ、羽田空港で若い副操縦士が「坊や、コックピット見るか」と中に入れてくれたことがありました。操縦室はまるで宝石箱のようで「ここで重たい飛行機を動かしているのか」と感動しました。その頃から将来は飛行機を飛ばすか、造る仕事がしたいと思っていました。
「飛行機の仕事をするには英語が必要だ」と考えていたところ、中学2年の夏休みに米コロラド州で1カ月間のホームステイをする機会がありました。これは宇宙以上の精神的なインパクトがありましたね。「新しい世界」はこういうところにあるんだ、と。同時に、ホストファミリーと全く会話できず、自分の力のなさ、ふがいなさを感じ、世界の人たちと話せるようになりたい、と強く思いました。浦和高校時代は片道30~40分の自転…
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