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使命感に突き動かされるソフトボール・山田恵里を救ったある言葉

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持ち前の巧打で北京五輪に続く金メダルを目指すソフトボール日本代表の山田恵里=東京都文京区の東京ドームで2019年6月25日、梅村直承撮影
持ち前の巧打で北京五輪に続く金メダルを目指すソフトボール日本代表の山田恵里=東京都文京区の東京ドームで2019年6月25日、梅村直承撮影

 その一振りは上野由岐子の熱投とともに、今でも語り草となっている。日本ソフトボール史上初の金メダルを獲得した2008年北京五輪決勝。山田恵里(37)=デンソー=が米国のエース・オスターマンのライズボールを完璧に捉えると、夜空へ舞い上がったボールは中堅フェンスを越えていった。あれから13年。常にソフトボールへの恩返しを掲げ、使命感に突き動かされてきたが、五輪が近づくにつれ、山田の心の中に変化が起きていた。

天才打者の「女イチロー」

 走攻守そろったプレースタイルと憧れの選手から、いつしか異名がついた。「女イチロー」。実際、山田にとって日米球界で輝かしい功績を残したイチローさんは大きな存在だ。

 小学1年で野球を始め、中学でも野球部に入部。男子選手を押しのけ、レギュラーとして活躍した。その頃から追いかけていたのがイチローさんだ。「本を買って、フォームもまねして振り子打法にしましたね」。高校入学後のソフトボール転向を機にフォームは変えたが、今のグラブも元は「イチローモデル」。北京五輪ではイチローさんの言葉が集められた本を持参してページを繰った。「重圧について…

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