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寝坊で丸刈り…元やんちゃ男、柔道・高藤直寿が変身した動機

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リオデジャネイロ五輪3回戦で一本勝ちし、喜ぶ高藤直寿=カリオカアリーナで2016年8月6日、和田大典撮影
リオデジャネイロ五輪3回戦で一本勝ちし、喜ぶ高藤直寿=カリオカアリーナで2016年8月6日、和田大典撮影

 やんちゃな青年は5年の時を経て、大人になった。優勝候補に挙げられながら、銅メダルに終わった2016年リオデジャネイロ五輪。男子60キロ級の高藤直寿(28)=パーク24=は2児の父になった。柔道も変則技を武器とするスタイルから正統派にモデルチェンジ。変貌を遂げた理由は、リオ五輪のある反省から来ていた。

「イケイケだけじゃ夢は……」

 16年8月6日、リオ。試合場の畳にいつも通り左足から上がった世界王者の高藤は、受け身を取って試合に臨んだ。「ルーティン」は1回戦の後に審判から遅延行為と注意される。リズムと心が乱れた。準々決勝はいつになく攻めが単調になり、動きを読まれて背の帯を取られてしまい、転がされた。「勢いで『オリンピックに出れば自分は勝てるでしょ』と思っていた。自分が負けるなんて考えていなかった。赤ちゃんみたいだった」と振り返る。

 良くも悪くも型破りなキャラクターだ。リオ五輪前の得意技は、瞬時に相手の懐に潜り込んで肩に担いで投げる「肩車」。この必殺技を武器に、東海大2年の13年に挑んだ初出場の世界選手権で優勝した。ところが翌14年の世界選手権期間中、寝坊による遅刻を繰り返し、男子代表の井上康生監督とともに…

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