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小山田圭吾さん 五輪開会式の楽曲担当辞任 過去に同級生いじめ

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五輪マーク=東京都新宿区で、小川昌宏撮影 拡大
五輪マーク=東京都新宿区で、小川昌宏撮影

 東京オリンピック・パラリンピック組織委員会は19日、4日後に迫る五輪の開会式で楽曲を担当するミュージシャンの小山田圭吾氏(52)の辞任を発表した。同級生をいじめていたとする過去のインタビューなど一連の騒動を受けて小山田氏から辞任の申し出があった。組織委は小山田氏に続投を求めていたが、批判の高まりを受けて一転、「誤った判断」として受け入れた。

 小山田氏はツイッターで「私がご依頼をお受けしたことは、様々な方への配慮に欠けていたと痛感しております。組織委員会の皆様へ辞任の申し出をさせて頂きました」とつづった。

東京五輪・パラリンピックを巡り役職辞任などに至った主なトラブル 拡大
東京五輪・パラリンピックを巡り役職辞任などに至った主なトラブル

 組織委は19日夜、武藤敏郎事務総長がオンラインで記者会見し、「小山田氏の楽曲は使用しない」と説明した。小山田氏には開会式のオープニング映像に流れる音楽の制作を依頼していたが、最終的に担当チームの判断として使用しないことを決めたという。武藤氏は「楽曲を変えることが大変難しいということだった。引き続きお願いしても許されるかと考えたが、判断が甘かった。深く反省している」と述べた。小山田氏はパラリンピックの音楽も担当する予定だった。

 組織委が14日、小山田氏が楽曲担当であることを発表すると、ネット交流サービス(SNS)上では、1994年1月発行の雑誌「ロッキング・オン・ジャパン」などで掲載されたインタビューでいじめをしていたと明かしていた過去が大きな批判を浴びた。

 小山田氏は16日に「深い後悔と責任を感じている」と謝罪文を掲載する一方、「辞退すべきだったかもしれないが、自分の音楽が少しでも力になれば」と開会式の楽曲担当を続ける意向を示した。武藤氏も17日、小山田氏を続投させる意向を示し、雑誌での発言については「知らなかった」とした。

 しかし、小山田氏を巡る騒動は収まらず、海外でも「五輪を悩ませる最新のスキャンダル」などと相次いで報道された。国内でも加藤勝信官房長官は19日午前、「いじめや虐待はあってはならず、許されるものではない」とした上で、「組織委で適切に対応していただきたい」と述べた。

 東京五輪・パラリンピックは大会ビジョンの一つに「多様性と調和」を掲げるが、今年に入って不祥事が相次ぐ。2月に前会長の森喜朗氏(84)が女性蔑視発言で会長を引責辞任した。3月には開閉会式で演出の総合統括を務める佐々木宏氏(66)が女性タレントの容姿を侮辱するプランを提案したことが発覚し、責任を取って辞任した。【円谷美晶】

   ◇

 辞任を明らかにしたミュージシャンの小山田圭吾氏(52)が自身の短文投稿サイト「ツイッター」に投稿した全文は次の通り。

 この度の東京2020オリンピック・パラリンピック大会における私の楽曲参加につきまして、私がご依頼をお受けしたことは、様々な方への配慮に欠けていたと痛感しております。

 関係各所にて調整をさせて頂き、組織委員会の皆様へ辞任の申し出をさせて頂きました。

 皆様より頂きましたご指摘、ご意見を真摯(しんし)に受け止め、感謝申し上げると共に、これからの行動や考え方へと反映させていきたいと思っております。

 この度は、誠に申し訳ございませんでした。

 小山田圭吾 7月19日

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