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私の記念碑

表現者たちが転機になった一作を語ります。

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歌手 坂本冬美/3 二葉百合子に導かれ

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 「導かれたんだ、と思っています」。デビューから15年を経て出会った二葉百合子との縁を、坂本冬美はそう表現する。

 その日のことは、はっきり覚えている。人気歌手として走り続ける日々に疲れ果て、2002年に休業を宣言。歌に自信もなくし「このまま引退してもいい」という気持ちで、和歌山県の実家で過ごしていた。

 「台所にいたら、部屋でテレビを見ていた母から声をかけられたんです。『二葉百合子さんのコンサートをやっているよ、あなた見たら?』って」。言われるままにテレビの前に行くと、二葉の力強い歌声が流れてきた。「一瞬で吸い込まれました」

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