連載

Topics

芸術、文化、芸能などカルチャー周辺のトピックスを紹介します。

連載一覧

Topics

轟悠が宝塚退団公演 入団から36年…様式美完成 ストイックに男役追求

  • ブックマーク
  • メール
  • 印刷
冒頭歌を披露する「細石蔵之介」役の轟悠=大阪市北区で2021年7月8日、菱田諭士撮影
冒頭歌を披露する「細石蔵之介」役の轟悠=大阪市北区で2021年7月8日、菱田諭士撮影

 “トップ・オブ・トップ”が今秋、宝塚歌劇団を静かに去る。特別顧問で専科の轟悠。入団以来36年、王道の二枚目から狂気の犯罪者、リアリズムを追求した歴史上の人物と自在に演じ、新しい男役像を切り開いてきた。7月に始まった退団公演「婆娑羅(ばさら)の玄孫(やしゃご)」には「感傷にひたるより、下級生に学んできたものを渡したい」と臨み、後輩の道しるべであり続けている。

 作品は星組公演。室町幕府の設立に活躍し、文化芸能に精通したことから「婆娑羅大名」と呼ばれた佐々木道誉(どうよ)の血をひく男の波乱に満ちた人生を描く。時は江戸時代、道誉の子孫である細石(さざれいし)蔵之介(轟)は、長屋で子どもたちに学問や剣術を教えて暮らしていた。父に突然廃嫡されたため、佐々木高久という本名を名乗れずにいたが、非凡な才能と義に厚い人柄で長屋の人気者。ある日、佐々木家がお家断絶の危機…

この記事は有料記事です。

残り1480文字(全文1860文字)

あわせて読みたい

この記事の特集・連載
すべて見る

注目の特集