連載

火論

社会部、ワシントン・エルサレム特派員などを歴任した大治朋子専門記者によるコラム。

連載一覧

火論

聖火でカムフラージュ?=大治朋子

  • ブックマーク
  • メール
  • 印刷
火が移される聖火皿=代表撮影
火が移される聖火皿=代表撮影

 <ka-ron>

 「野心ロンダリング五輪」

 そんな言葉がこのところやたらと頭に浮かぶ。マネーロンダリング(資金洗浄)という言葉から思いついた自作の造語だ。

 問題のあるカネを正当な資金の流れに乗せて「浄化」したかのように見せかけるのが資金洗浄。ならば政治的野心を「聖火」の清廉なイメージに包み隠して世に放つ行為は、さしずめ野心ロンダリングではなかろうか、と。

 東京オリンピック・パラリンピック開催へと突き進む菅政権と国際オリンピック委員会(IOC)には、人々の命を危険にさらしてでもそれぞれ「秋の選挙」「五輪収支」で成功を収めたいという偏狭な野心を感じずにはいられない。

この記事は有料記事です。

残り733文字(全文1018文字)

あわせて読みたい

この記事の特集・連載
すべて見る
この記事の筆者
すべて見る

注目の特集