やまゆり園内で初の追悼式、関係者ら黙とう 慰霊碑に7人の名前

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津久井やまゆり園に設けられた「鎮魂のモニュメント」。犠牲者の名前とヤマユリの花が刻まれている=相模原市緑区で2021年7月20日午前9時、幾島健太郎撮影 拡大
津久井やまゆり園に設けられた「鎮魂のモニュメント」。犠牲者の名前とヤマユリの花が刻まれている=相模原市緑区で2021年7月20日午前9時、幾島健太郎撮影

 相模原市の障害者施設「津久井やまゆり園」で2016年7月、入所者19人が殺害された事件から5年となるのを前に、神奈川県は20日、同園で追悼式を開いた。施設は事件後に建て替えられたため、園内での実施は初めて。園内の広場では、犠牲者7人の名前とヤマユリの絵が刻まれた「鎮魂のモニュメント」(慰霊碑)が初めて公開された。

 犠牲者の名前を巡っては、県警が障害者施設で発生した事件の性質や遺族の強い要望を理由に匿名で発表し、横浜地裁の公判でも、母親が名前を公表した美帆(みほ)さん(当時19歳)以外は匿名で審理された。

 7人は遺族が名前を彫ることに同意したが、美帆さんと山本利和さん(当時49歳)以外の5人は、県や代理人弁護士を通じ、名前の報道を控えるよう報道各社に要請があった。

 ヤマユリの絵は当初、犠牲者の人数に合わせて19本刻まれる予定だったが、1人の遺族が希望しなかったため18本となった。

 式には遺族や家族会、施設を運営する「かながわ共同会」の関係者ら約40人が出席し、黙とうをささげた。黒岩祐治知事は「犯人が口にした『重度障害者は生きている意味がない』という考え方がいかにデタラメかを証明するためにも、私たちは誰もがその人らしく暮らせる地域社会を実現しなければならない」と述べた。同園では8月から仮園舎などに移っていた入所者の受け入れを始める。【高田奈実】

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