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トヨタ見送りで五輪CMはACばかり? 識者「企業が問われている」

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トーチを手にトヨタ自動車本社工場内を走る豊田章男社長=愛知県豊田市で2021年4月6日、兵藤公治撮影
トーチを手にトヨタ自動車本社工場内を走る豊田章男社長=愛知県豊田市で2021年4月6日、兵藤公治撮影

 東京オリンピック・パラリンピックの最高位スポンサーを務めるトヨタ自動車が19日、国内では五輪に関するテレビCMを放送しない方針を明らかにした。ネット交流サービス(SNS)上では「さすがトヨタ」「英断だ」など賛意を示す投稿が相次いだ一方、否定的な意見も見られる。元宣伝会議編集長で事業構想大学院大学学長の田中里沙さんは「五輪について世論が二分し、反対が少し上回る中、CMでお祭り気分を盛り上げ、企業イメージに重ねようとしても共感を得ることが極めて難しいと判断した結果だと思う。どういうメッセージを出すか、企業が問われている」と指摘している。【上東麻子/デジタル報道センター】

SNSでは賛同コメント多く

 トヨタによると、欧米でアスリートを支える内容のテレビCMを放送しており、同じCMを国内でも放送する予定だったが、見送るという。さらに豊田章男社長ら関係者が開会式に出席しない方針も明らかにしている。一方で大会には、トヨタ関連のアスリート200人近くが出場する。

 ツイッター上では、トヨタが五輪に関するCMを放送しないことを巡り、「五輪関連CM放送」という単語がトレンド入り。「国民の気持ちわかってくれててすごい」「政府より企業の方が危機管理がよくできてる」「降りることが一番のブランド向上」と賛同する意見が多数投稿されている。

 一方、…

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