災害時、命守る備えを 専門家招き出前授業 岩泉町立釜津田中・小川中 /岩手

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ハザードマップで校区内の土砂災害危険箇所を確かめる釜津田中の生徒たち=岩手県岩泉町釜津田で2021年6月16日、中尾卓英撮影
ハザードマップで校区内の土砂災害危険箇所を確かめる釜津田中の生徒たち=岩手県岩泉町釜津田で2021年6月16日、中尾卓英撮影

 2016年8月の台風10号で25人が犠牲になるなど甚大な被害を受けた岩泉町の中学校2校でこのほど、防災の専門家らを講師に招いた出前授業があった。生徒らは土砂災害から命を守る備えについて学んだ。

 町立釜津田中では6月中旬、全校生徒6人が参加して避難訓練を行った。学校は大川が流れる山峡にあり、災害時は鉄筋2階建ての校舎が地域住民の避難場所になる。生徒は台風時に自宅が孤立したり、避難所生活を経験したりしている。訓練では記録的短時間大雨情報が出たと想定し、体育館へ避難。新型コロナウイルス感染防止対策としてマスクや体温計も含めた避難物品も確かめた。

 講師を務めた同町危機管理監の佐々木重光さんは、ドローンを運用する町の「ブルードラゴン隊」などが撮影した19年の台風19号の様子や地域のハザードマップなどを紹介し、豪雨災害が局地化、激甚化していると説明。災害時には地域防災の担い手となる生徒たちは、災害危険箇所が多数あることを改めて確認した。佐藤夢菜さん(3年)は「地域の特性を知り、自分と地域の命を守れる人になりたい」と話した。

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