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水無瀬神宮=大阪府島本町 人々が愛する「離宮の水」

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「離宮の水」が湧出する水無瀬神宮=大阪府島本町広瀬3で、中川博史撮影
「離宮の水」が湧出する水無瀬神宮=大阪府島本町広瀬3で、中川博史撮影

 <おでかけ>

 「大阪の水はまずい」。さんざんこき下ろされては苦々しい思いをしてきたが、今はまるで気にならない。ミネラルウオーターもそこら中で売っている。それより何より、大阪にだって「おいしい水」はちゃんとある。島本町は水無瀬神宮の境内に湧き出る「離宮の水」。うわさには聞いていた。【中川博史】

 阪急京都線の水無瀬駅から10分ほど歩くと、住宅街の中に木々が頭を出して茂っているのが見えてきた。水無瀬神宮が建つのは、新古今和歌集の編さんで知られる後鳥羽天皇(1180~1239年)の離宮跡。だから「離宮の水」。

 鳥居をくぐって境内に入ると、大きな石に「離宮の水」と刻まれた手水舎(ちょうずや)があった。誰でも取水でき、すぐ横には、水をくみやすいように立水栓をしつらえている。案内板を見ると、離宮の水保存会の名前で「古くから町内外の人々に愛されてきたこの名水を、これからも後世にずっと継承していきたいものです」と記している。大事にしているのだ。

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