僧侶10人の「不要不急論」 混迷のコロナ禍、新書出版 自然との結び直しを 今治・栄福寺の白川さん /愛媛

  • ブックマーク
  • メール
  • 印刷
「『不要不急』について考えたことを、寺の活動にもつなげていきたい」と話す白川密成さん=愛媛県今治市の四国霊場57番札所「栄福寺」で、松倉展人撮影
「『不要不急』について考えたことを、寺の活動にもつなげていきたい」と話す白川密成さん=愛媛県今治市の四国霊場57番札所「栄福寺」で、松倉展人撮影

 ある日突然、突きつけられた言葉「不要不急」。お参りや読経、葬儀、座禅は不要不急のものなのか。仏教、そして宗教は。それでも大切なものは何か……。年齢も宗派もバラバラな10人の僧侶が19日、「不要不急 苦境と向き合う仏教の智慧(ちえ)」(新潮新書)を出版した。混迷の時代を生きるヒントにつながる、十人十色の「不要不急論」だ。【松倉展人】

 2020年2月、政府が「不要不急の外出自粛」を呼びかけてから、コロナ禍の日常を代表する言葉となった「不要不急」。その言葉を聞くたびに、「何が“不要”で、何が“不急”なのか」に戸惑い、頭を悩ませた人も多くいた。その問いは“行動”や“活動”に対してだけでなく、それぞれの“存在”にも深く突き刺さる状況に至っていないか--。編集部はそんな問いかけから、これからの生活や世界の在り方を、10人の仏教者と考え…

この記事は有料記事です。

残り728文字(全文1095文字)

あわせて読みたい

注目の特集