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医療的ケア児の災害支援策定 北九州市が医療機関と連携 /福岡

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人工呼吸器を付けて自宅で過ごす陽奈子ちゃんを見守る母昌子さんと父英之さん。避難時には機器の電源確保や移動を支える人手の確保が欠かせない
人工呼吸器を付けて自宅で過ごす陽奈子ちゃんを見守る母昌子さんと父英之さん。避難時には機器の電源確保や移動を支える人手の確保が欠かせない

 人工呼吸器やたんの吸引など、日常的に医療的ケアが必要な子どもと家族の災害時を想定した、避難や支援の輪をつくる取り組みが、北九州市で始まった。機器の電源確保など特有の課題もあり、実効性のある計画をどう整えるのか、一家族を例に考えた。【青木絵美】

 「退院前に心配になったのが災害だった」。北九州市小倉南区の集合住宅2階で、山田昌子(しょうこ)さん(39)は、1歳7カ月の長女陽奈子ちゃんを見つめて語った。染色体異常が原因の難病「18トリソミー」を抱え、出生から1年4カ月の入院を経て4月から自宅で暮らし始めた。

 陽奈子ちゃんには人工呼吸器や体温調節を助ける空調が重要で、電源は不可欠だ。ハザードマップによると、自宅は近くの紫川があふれた場合、3メートル未満の浸水が想定される地域にある。在宅避難用にバッテリーは備えるが、夫の英之さん(35)が仕事で留守だと避難の手が足りない。

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