特集

新型コロナウイルス

新型コロナウイルスのニュース、国内での感染状況を報告します。

特集一覧

新型コロナ 米の接種率、人種格差 NYで黒人30%、中南米系40% 「政府に殺される」

  • ブックマーク
  • メール
  • 印刷
非営利組織「ブロンクス・ライジング・イニシアチブ」が設けた会場でワクチン接種を受ける男性=米ニューヨークで6月
非営利組織「ブロンクス・ライジング・イニシアチブ」が設けた会場でワクチン接種を受ける男性=米ニューヨークで6月

 米国で感染力が強いとされるデルタ株が広がり、新型コロナウイルスの感染者数が再び増え始めた。ワクチン接種が政治問題になり、拒んでいるのは白人の保守層というイメージが強い。ただ、実際に接種率が低いのは黒人やヒスパニック(中南米)系で、人種格差が生まれている。なぜなのか。

医療の機会乏しく不信感

 「ワクチンを打てば数年後に体に異変が起きるとみんな言っている。私もワクチンを疑いの目で見ていた」――。6月下旬、気温が35度近くまで上がった灼熱(しゃくねつ)のニューヨーク市ブロンクス地区。ヒスパニック系の中学生、ジャスレーディー・キニョーネスさん(15)は、教会の駐車場にテントが設けられた接種会場に母親とワクチンを打ちに訪れた。

 周囲に広がるデマに自分も影響されていた。5月上旬、母親とともに新型コロナに感染。頭痛や胸の痛みに襲われ、せきが止まらない。母親と2週間、自宅で家族とも離れた部屋で隔離生活を送った。「コロナをうつすかもしれないという心配をせずに家族の近くにいたい」。ワクチンの接種を受けようと考えを変えた。だが、親族では今も叔母が接種を拒んでいるという。

この記事は有料記事です。

残り1561文字(全文2042文字)

【新型コロナウイルス】

時系列で見る

あわせて読みたい

この記事の特集・連載
すべて見る

注目の特集