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「本当に五輪をやっているのかい」 無観客で静かな幕開け

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この日の試合を家族で観戦する予定だったが、無観客開催となり、外から味の素スタジアムを見つめる親子連れ。父親は「家が近所なので雰囲気だけでもと連れてきた。できれば子どもたちに見せてあげたかったけど、新型コロナウイルスが流行しているから仕方がないです」と話した=東京都調布市で2021年7月21日午後5時47分、平川義之撮影
この日の試合を家族で観戦する予定だったが、無観客開催となり、外から味の素スタジアムを見つめる親子連れ。父親は「家が近所なので雰囲気だけでもと連れてきた。できれば子どもたちに見せてあげたかったけど、新型コロナウイルスが流行しているから仕方がないです」と話した=東京都調布市で2021年7月21日午後5時47分、平川義之撮影

 新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、ほとんどの会場で無観客となった東京オリンピック。開会式に先立つ21日、ソフトボールとサッカー女子の試合が始まった。観客のいない会場ではにぎわいがなく、有観客でサッカーの試合があった宮城会場も訪れたのはチケット販売数の半数程度。「無観客五輪」の競技初日は静かに幕を開けた。

 「一流のプレーを見ようと楽しみにしていた子が大勢いた。見せてあげたかった」。3月に東京五輪の聖火ランナーを務めた福島県広野町のNPO法人理事長、西本由美子さん(68)は福島市の県営あづま球場で始まったソフトボールが無観客開催になったことを残念がる。2016年に地元の高校生と聖火リレーの被災地開催を安倍晋三首相(当時)に要望した西本さん。無観客という暗いニュースを吹き飛ばそうと、当時のメンバーら約20人と開会式のある23日にトーチを手にJヴィレッジ(同県楢葉町、広野町)の周りを走ることにした。「原点は復興五輪だったはず。こんなことで負けていられない。前を向いている子たちが福島にいる姿を世界に伝えたい」と力を込める。

 一方、福島市のJR福島駅前は県警が…

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