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上野由岐子、4717日ぶりの五輪白星「ただがむしゃらに」

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【日本-豪州】試合前に整列する上野由岐子(右から2人目)ら日本の選手たち=福島県営あづま球場で2021年7月21日、徳野仁子撮影 拡大
【日本-豪州】試合前に整列する上野由岐子(右から2人目)ら日本の選手たち=福島県営あづま球場で2021年7月21日、徳野仁子撮影

 東京オリンピックの開会式(23日)に先立って21日、ソフトボールの1次リーグが福島県営あづま球場で始まり、日本はオーストラリアに8―1で五回コールド勝ちした。試合後には日本の宇津木麗華監督、上野由岐子(ビックカメラ高崎)、内藤実穂(同)の3人が記者会見に臨んだ。

 宇津木監督は、先発投手に上野を起用した理由について、「上野がいて初めて優勝という夢がかなう。自分の中では東京五輪、最初は上野でスタートさせる気持ちだった」と説明。先制を許したものの、役割を果たしたエースの姿に、「初回は慎重にいきすぎて、上野の良さを出せず申し訳なかった。次の回から切り替えて、良さを出しましょうと。自分自身、上野の成長をそばで一番見ている。感無量でうれしい」と感慨深げに語った。

 上野が五輪のマウンドに立ったのは、金メダルを決めた2008年の北京五輪決勝、米国戦以来、4717日ぶりとなった。

 「このマウンドに立つために、ここまで取り組んできた。ワクワク感が大きすぎて、興奮しすぎないように、投げ急がないようにと思って、丁寧に入り過ぎた」

 一回は制球を乱して先制を許したが、二回以降は「データだけにとらわれず、打者を見て、感じるままに、勝負するところで勝負するピッチングに戻せた」と勢いに乗った。

 異例の無観客開催で、グラウンドには選手同士の掛け合う声が大きく響いた。

 「背中を押してもらえる大声援がないのは寂しい思いでいっぱいだったが、グラウンドでやるべきことは変わらない。テレビや報道を通して、たくさんの方に何かを伝えられるように、ただがむしゃらに必死にグラウンドで戦っていくだけ」

 エースの言葉がチームの思いを代弁している。【角田直哉】

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