スーパーやパブが臨時休業 英国を混乱に陥れた「ピンデミック」

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新型コロナウイルス感染者と接触したという通知をスマートフォンのアプリで受け取る人が急増している=ロンドンで19日、横山三加子撮影
新型コロナウイルス感染者と接触したという通知をスマートフォンのアプリで受け取る人が急増している=ロンドンで19日、横山三加子撮影

 英国で新型コロナウイルスの感染者と接触したことを知らせるスマートフォンアプリの通知を受け取る人が急増し、「ピンデミック」と呼ばれる混乱が起きている。スーパーやパブが臨時休業に追い込まれる事態となり、経済界は「新型コロナからの経済回復の足かせになりかねない」と懸念を強めている。一体、何が起きているのか。

6月下旬から7割増

 「ピンデミック」とは、「ピーン」というアプリの通知音とパンデミック(感染症の大流行)を掛け合わせた言葉だ。最新データ(7月8~14日)によると、首都ロンドンを含むイングランドで1週間にアプリの接触通知を受けた人は60万人。2週間前(6月24~30日)の35万人から約7割増えた。この通知の増加に頭を悩ませているのが経済界だ。

 「(これまでの厳しい社会規制下では)一店舗も休業する必要はなかったが、今は休業する必要がある。皮肉なことに私たちは全員、ワクチン接種済みなんです」。英スーパー大手アイスランドのリチャード・ウオーカー社長は7月19日の英BBCの番組で不満をあらわにした。

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