特集

東京オリンピック

東京オリンピックに関する特集ページです。

特集一覧

渡名喜風南、背中追ったライバル超えの金へ 柔道女子48キロ級

  • ブックマーク
  • メール
  • 印刷
2017年8月にブダペストであった柔道の世界選手権女子48キロ級で優勝した渡名喜風南選手(中央)と3位の近藤亜美さん(右)
2017年8月にブダペストであった柔道の世界選手権女子48キロ級で優勝した渡名喜風南選手(中央)と3位の近藤亜美さん(右)

 「勝ってほしい」と祈る一方、悔しさも感じながらテレビにかじりついた。画面の中で躍動していたのは、同じ階級で同い年のライバルだったからだ。表彰台に立ち、銅メダルを首にかけている姿を見て、奮い立った。「次は自分が出て、金メダルを取る」

 東京オリンピック柔道女子48キロ級の渡名喜風南(となき・ふうな)選手(25)=パーク24=は、2016年リオデジャネイロ五輪3位の近藤亜美さん(26)を、高校時代からずっと追いかけてきた。「近藤さんの存在があったから、強くなれた」と感謝の思いも胸に抱く。

 渡名喜選手は24日、積年のライバルでもつかめなかった金メダル獲得を誓い、日本柔道の先陣を切って登場する。【土江洋範】

 渡名喜選手は相模原市の出身で、4姉妹の末っ子。両親は沖縄県生まれだ。格闘技のテレビ観戦が趣味だった父の影響で、9歳から柔道を始めた。高校は東京都内の強豪校に入り、3年夏には全国高校総体(インターハイ)の決勝まで進んだ。だが、愛知県の高校3年生に優勝を阻まれた。ずっと世代のトップを走ってきた近藤さんだった。

 高校卒業後、近藤さんは名門の三井住友海上に入り、社会人1年目から歴代屈指の若さで世界選手権を制覇した。かたや、帝京大に進んだ渡名喜選手は学生やジュニアの大会でも相次いで初戦負け。2人の差は開く一方だった。

 渡名喜選手の高校時代の恩師、北田佳世さん(43)は「どうしていいか分からない」とメールで相談を受けた。「急がなくても自信を持ってやればいいじゃん」。楽観的な返信だった…

この記事は有料記事です。

残り1226文字(全文1870文字)

【東京オリンピック】

時系列で見る

次に読みたい

あわせて読みたい

注目の特集