米朝さんの墓前で「八十八」襲名報告 落語家・桂宗助さん 姫路

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襲名披露公演を前に、桂米朝師匠の墓参りをした(右から)桂ざこばさん、宗助さん、米団治さん、南光さん=兵庫県姫路市の名古山霊苑で2021年7月20日午後1時9分、阿部浩之撮影 拡大
襲名披露公演を前に、桂米朝師匠の墓参りをした(右から)桂ざこばさん、宗助さん、米団治さん、南光さん=兵庫県姫路市の名古山霊苑で2021年7月20日午後1時9分、阿部浩之撮影

 人間国宝で師匠の故桂米朝さんの俳名「八十八(やそはち)」を二代目として襲名する落語家の桂宗助(そうすけ)さん(57)が20日、米朝さんが眠る兵庫県姫路市の名古山霊苑の墓前で襲名を報告した。8月29日に大阪市北区のサンケイホールブリーゼである「桂宗助改メ 二代目桂八十八襲名披露公演」を皮切りに全国を回る。

 宗助さんは18歳の頃、独演会で米朝さんを見た時、「黒紋付きを着て上品な墨の香りがし、『この人に付いていこう』と思った」。入門を断られたが24歳で認められ、内弟子修業をした最後の直弟子となった。

 墓前報告には米朝さんの長男・桂米団治さん(62)や一門の桂ざこばさん(73)、桂南光さん(69)も訪れた。会見で宗助さんは「襲名話が出た時はとても恐れ多くて断ろうと思った」といい、「『宗助』じゃ誰の弟子か分からんでしょ。受けときなさい」と南光さんに背中を押されて決心したという。

 母は本名の「隆(たかし)」ではなくずっと「宗助」と呼ぶといい、「自分の付けた名前が嫌いだったんでしょうね。今度は八十八の名を出したら、すっごいいやがりまして。『あんた、(呼び方は)宗助のままでいいんやんな』と言われてます」と笑いを誘った。

 ざこばさんは「色気のあるいい名前だ。名を変えると芸も変わると思う。どうなっていくか楽しみ」といい、米団治さんは「米朝の魂を具現化できる、芸風を復活するにふさわしい男」と期待した。【阿部浩之】

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