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「強くなりたい」急逝の父、今も後押し 競泳・井狩裕貴

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日本選手権の男子400メートル個人メドレー決勝で派遣標準記録を破って2位に入り、東京五輪への出場を決めて拳を握る井狩裕貴選手=東京アクアティクスセンターで2021年4月3日、梅村直承撮影
日本選手権の男子400メートル個人メドレー決勝で派遣標準記録を破って2位に入り、東京五輪への出場を決めて拳を握る井狩裕貴選手=東京アクアティクスセンターで2021年4月3日、梅村直承撮影

 レース前日に必ずすることがある。お気に入りの音楽を聴きながらカミソリで全身の毛をそり、部屋を片付けて、けん玉をする。東京オリンピックの競泳で先陣を切って24日夜にレースが始まる男子400メートル個人メドレーの井狩裕貴選手(20)=イトマン近大=は、自分で決めたことにこだわって生きてきた。

 3歳で水泳教室に行った時は水に顔がつけられず、すぐにやめた。風呂で親と練習し、再び習い始めてからは楽しくなった。「小さい頃から頑固というか、こう決めたらやるという意志が強かった」と母珠子さん。他のスポーツにも触れたが、自分の努力次第で成績が伸びる競泳は特に水が合ったようだ。

 向上心を表すエピソードがある。小学4年時、地元・岡山のスイミングクラブに五輪選手を教えた経験のある有名なコーチが指導に来た。「外から見ていても迫力、緊張感のある練習」(珠子さん)だったが、終わった後に笑顔で「この練習を毎日していたら日本一になれるわ」と母に言ってきたという。

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