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週刊テレビ評

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無謀としかいえぬ東京五輪強行 開催の意味を問い続けねば=金平茂紀

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 この原稿を書いているのは、東京五輪まであと3日という時点だ。だから記事になって皆さんが読まれている時には既に3時間半に及ぶ開会式も終わって、五輪競技が始まり、テレビはどこもかしこも競技の模様を放送していることだろう。史上最多33競技339種目が42会場で行われる。テレビはこれから8月8日の閉会式まで「五輪漬け」になる。

 この先、例によって日本選手が金メダルを取ったりすると、テレビ局は選手の地元に中継車を出して、喜びに沸く地元の人々とかを大々的に報じるのだろう。リポーターは笑顔を顔に張りつけるだろう。アナウンサーはありったけの力を中継に注ぎこむだろう。コメンテーターは多弁になるだろう。僕自身、今こういう文章を書くこと自体に一種の「圧力」を感じている。抗(あらが)いがたい巨大な奔流のような周囲の動きを意識しないわけ…

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