揺らぐ小劇場の拠点 舞台としての活用見直し 兵庫・伊丹「アイホール」

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 「劇団☆新感線」や平田オリザさん主宰の「青年団」などが公演してきた兵庫県伊丹市の市立演劇ホール「アイホール」が、俳優たちの舞台としての岐路に立たされている。関西の小劇場演劇の拠点として30年以上も親しまれてきたが、市は用途の転換を具体的に検討するため、民間に新事業のアイデアを募る市場調査を進めている。演劇関係者らは「新型コロナウイルス禍の打撃を受けた上、大切な拠点をも失いかねない」と訴え、劇場としての存続を求める署名活動を始めた。

 アイホールはJR大阪駅から電車で約15分のJR伊丹駅前にある。伊丹市が1988年、駅前の再開発事業として約12億円をかけて建設。92年、市文化振興財団(現いたみ文化・スポーツ財団)の運営となった。鉄骨鉄筋コンクリート造り3階建てで、最大300席のイベントホール(約360平方メートル)は1辺約19メートルの正方形。3階まで吹き抜けの高い天井と、舞台と客席を自由にレイアウトできる空間を持つ演劇施設は…

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