皆で酒米作り、里山守る 杉浦さん、ボランティア募り 御所 /奈良

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ボランティアで草取りなどを手伝う酒造会社員ら=奈良県御所市で2021年6月24日午前9時54分、高田房二郎撮影
ボランティアで草取りなどを手伝う酒造会社員ら=奈良県御所市で2021年6月24日午前9時54分、高田房二郎撮影

 豊かな里山を守ろうと、金剛山中腹の耕作放棄地などを借りて、酒米や野菜の無農薬栽培に取り組む男性がいる。御所市の「杉浦農園」代表、杉浦英二さん(52)。脱サラ後就農して約20年。試行錯誤の末ボランティアらに支えられながら、土と向き合っている。【高田房二郎】

 大阪府出身。大学の農学部を卒業、建設コンサルタント会社に入り、緑化部門に配属された。ダム建設地で緑化作業を担当する中、「自然に大きく人の手を加えて形ばかり緑を添える、そんな仕事に疑問を覚えた」。

 「いつかは農業を」という思いの実現に向け、2002年に退職。県の農業大学校で研修を受け、翌年、標高約500メートルにある御所市の畑を1枚借り受けた。水源に近く清らかな湧き水の流れる土地。「きれいなまま水を土に還したい」と農薬は使わないと決め、最初は野菜作り、3年目からは米作りを始めた。

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