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第79期名人戦

渡辺明名人に斎藤慎太郎八段が初挑戦する第79期名人戦を特集します。棋譜中継は「棋譜・対局結果」からご覧いただけます。

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第80期名人戦A級順位戦 豊島将之竜王ー佐藤天彦九段 第3局の3

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先手陣が手厚く

 佐藤が袖飛車棒銀で先手玉に襲い掛かろうとしている。5五角の睨(にら)みも強烈そうで後手が面白そうにすら思えそうな局面だが、佐藤は前譜で悔やんだ[後]4五歩から「かなり悪い流れを作ってしまいました」と形勢を悲観していた。

 30分考え、豊島は図の5六に歩を打った。一見タダの歩だが、[後]同銀なら[先]6六銀と角取りに出る。以下[後]4四角[先]5七歩[後]6五銀[先]同銀[後]9九角成[先]8八銀が変化の一例で、これは後に[先]5五角の厳しい反撃が残っていて先手優勢だ。

 図の[先]5六歩に対し佐藤は「先手に対する脅威がなさすぎるので(角を)8二には引きづらいですよね」と言う。本譜は先手玉にプレッシャーを掛ける4四に引いたが、先手は3七桂への角の睨(にら)みが消えたため4八の銀が自由に動けるようになった。豊島は5七に銀を上がり陣形の厚みを増し、この局面で夕食休憩の午後6時を迎えた。夕食の注文は両者ともにうな重。持ち時間が長く夜戦に備えなければならない時には人気のあ…

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【第79期名人戦】

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