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担当記者は見た! 競泳・萩野公介(26) 自分のために泳ごう 休養経て、たどり着いた境地

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五輪代表選考会を兼ねた日本選手権の男子200メートル個人メドレー決勝、2位だったが派遣標準記録を突破し個人種目でも東京五輪出場を決めた萩野公介のバタフライ=東京アクアティクスセンターで2021年4月8日、宮間俊樹撮影
五輪代表選考会を兼ねた日本選手権の男子200メートル個人メドレー決勝、2位だったが派遣標準記録を突破し個人種目でも東京五輪出場を決めた萩野公介のバタフライ=東京アクアティクスセンターで2021年4月8日、宮間俊樹撮影

 <ともに生きる。ともに輝く。>

 東京オリンピックで3大会連続出場となる競泳男子、萩野公介(26)=ブリヂストン=の表情はここ最近、明るい。その笑顔の裏には、2016年リオデジャネイロ五輪金メダリストとしてもがき続け、たどり着いた新境地があった。

 「好きな水泳が嫌いになりつつあります」。東京五輪を翌年に控えていた19年3月。萩野は苦しい胸の内を平井伯昌コーチに伝えた。「やっと言ってくれたな。泳ぎたくなったら戻ってこい」。師からの言葉に救われ、目前に迫った日本選手権を欠場し、休養を決めた。

 マネジメント会社が日本選手権の欠場を公表した3月15日午前。平井コーチは合宿中のスペインから成田空港に帰国すると、険しい表情を浮かべ、愛弟子の気持ちを代弁した。「『結果を出さないと』と思う気持ちが強い。その原因は何か考えると、金メダルを取ったことにもあります。練習はできていたはずなのに、競技会にうまくつながらない。別人です。なんのために泳いでいるのかという葛藤があると思います」

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