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アフガン政権崩壊

イスラム主義組織タリバンが2021年8月15日、首都カブールを制圧し、勝利宣言。ガニ政権が崩壊しました。

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混迷アフガン 隣国ウズベクの開発計画に暗雲 治安懸念で融資難航

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米軍が撤収した後のバグラム空軍基地を警備するアフガニスタン軍兵士=アフガニスタン東部パルワン州で2021年7月5日、AP
米軍が撤収した後のバグラム空軍基地を警備するアフガニスタン軍兵士=アフガニスタン東部パルワン州で2021年7月5日、AP

 米軍撤収後のアフガニスタンで混乱が広がり、隣接する中央アジアなど周辺国を不安定化させるとの懸念が浮上している。旧ソ連のウズベキスタンはアフガンを通る交通網の整備計画を唱えるが、アフガン情勢の混乱を受け、実現性を疑う声が強まっている。

 ウズベク政府は7月15、16日、首都タシケントで国際会議を開催。44カ国の首脳や閣僚のほか、30の国際機関の幹部が出席してこの地域の開発計画を議論し、アフガン情勢についても意見交換した。ロシアのラブロフ外相は演説で、「アフガン情勢の悪化は、周辺国の不安定化につながる危険がある」と懸念を表明。中国の王毅・国務委員兼外相も「状況悪化を防ぐため関連の国々は努力をすべきだ」と唱えた。

 中露や中央アジア諸国は、アフガンで混乱が広がり、イスラム過激派の影響力が波及する事態を恐れている。今回の会議に先立つ14日には、中露や中央アジア諸国などで構成する「上海協力機構(SCO)」がタジキスタンの首都ドゥシャンベで外相会議を開き、アフガンでの暴力やテロ攻撃による治安悪化に懸念を表明。アフガン政府と旧支配勢力タリバンの対話以外に和平を実現する道はないとする共同声明を採択した。

 国際会議を主催したウズベクは、自国からアフガンを通り、パキスタンを結ぶ総延長573キロの鉄道の建設構想を掲げている。ミルジヨエフ大統領は演説で、…

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