- ツイート
- みんなのツイートを見る
- シェア
- ブックマーク
- 保存
- メール
- リンク
- 印刷

「氷の妖精」「氷の天使」などと称されるクリオネ。貝の仲間なので、北海道蘭越町の町立博物館「貝の館」が展示の目玉としているのは不思議ではないが、館側は水槽内を優雅に泳ぐクリオネを見る人に考えてほしいことがあるのだという。
クリオネの正式名称は「ハダカカメガイ」。成長すると貝殻を失う浮遊性の巻き貝で、冷たい海に生息する。北海道の周辺では、日本海やオホーツク海の深海や低温域で一年中見ることができる。
町観光課の職員で学芸員の山崎友資さん(38)は、5年前にクリオネの新種も発見した、この生物のエキスパート。山崎さんによると、クリオネが主食とする微小な巻き貝が、海の「酸性化」で2100年にはいなくなるかもしれないという。
この記事は有料記事です。
残り215文字(全文525文字)