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医師の携帯が鳴った「3人ですね」 五輪開会の日、医療逼迫も始まる

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取材中、東京都からの「入院待機ステーション」への受け入れ初要請の電話を受ける平成立石病院の大桃丈知救急科部長=東京都葛飾区の同病院で2021年7月23日午前11時35分、大島祥平撮影
取材中、東京都からの「入院待機ステーション」への受け入れ初要請の電話を受ける平成立石病院の大桃丈知救急科部長=東京都葛飾区の同病院で2021年7月23日午前11時35分、大島祥平撮影

 開催が危ぶまれながらも1年遅れの東京オリンピックは開幕にこぎ着けた。新型コロナウイルスに感染した患者らに対応する医療の最前線に身を置きながら、五輪の活動にも思いをはせる医師がいる。緊急事態宣言下の緊迫した状況にある病院で医師が打ち明けた思いとは。

 東京オリンピックの開会式があった23日、東京都葛飾区の平成立石病院で取材のため記者が話を聞いていた大桃丈知(たけとも)救急科部長の携帯電話が着信で震えた。電話を取った大桃さんは引き締まった表情で「3人ですね。分かりました」と応える。

 同病院はちょうど1週間前に入院先が見つからない新型コロナウイルス患者のための「入院待機ステーション」を会議室に設けたばかり。都内初の設備で、電話は最初の受け入れを求めるものだった。酸素投与などが必要な患者の入院調整が難しくなっている状況は、感染が広がっていることを意味する。「いよいよ逼迫(ひっぱく)してきたな。これが『開会式の日』というのも象徴的というか……」。電話を切った大桃さんがつぶやいた。

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