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バスケ女子・オコエ桃仁花 父の母国ナイジェリアを訪れ、固めた決意

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最初に所属した女子Wリーグのデンソー時代にチームメートと笑顔を見せるオコエ桃仁花(中央)=愛知県刈谷市で2018年12月16日、大西岳彦撮影
最初に所属した女子Wリーグのデンソー時代にチームメートと笑顔を見せるオコエ桃仁花(中央)=愛知県刈谷市で2018年12月16日、大西岳彦撮影

 東京オリンピックのバスケットボール女子日本代表オコエ桃仁花(もにか、22歳)=富士通=は「人と違う自分に自信がなく、人と競うことが嫌い」だった。しかし高校生の時、父の母国ナイジェリアで日本との貧富の格差を目にし、前に進む勇気がわき、競技で人生を切り開く決断をした。開催への賛否が渦巻く五輪のコートで、伝えたい思いがある。

 「ディズニーアニメ『リロ&スティッチ』を毎週見ていてお母さんに『リロに似ているね』って言われたことがうれしかったんです」。少女のリロがフラダンスをするシーンに魅せられ、小学3年生で地元のフラダンス教室に通った。

 転機は6年生の頃。小学校のバスケチームの人数が足りずに参加を頼まれ、いきなり出た大会で最優秀選手賞(MVP)の活躍をした。チームから入部を誘われたが、「やらない」と断った。母に「中途半端になるからどちらか一つにしなさい」と言われ、「フラダンスがやりたい」と言ったが、最後は母に押し切られる形でバスケの世界に足を踏み入れた。

 持ち前の身体能力の高さを生かして中学、高校でも活躍し、U17(17歳以下)日本代表にも選ばれた。東京・明星学園高3年の時に全国高校選抜優勝大会に出場できずに落ち込んでいた時、ナイジェリアに行くことを両親から勧められた。父から使わなくなったバスケシューズや、リングにかけるネットを持っていくよう言われ、意味が分からなかった。だが、現地で衝撃とともに理解した…

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