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街ダネ記者の半世紀

秋田県の北部。それぞれの土地柄が持つ新鮮さや、自然、歴史、そこに息づく人々の暮らしに触れてきた記者生活を振り返ります。

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県北取材メモから/14 作家 故・野添憲治さん 80歳でも取材意欲衰えず /秋田

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取材に応じるありし日の野添憲治さん=自宅で2015年10月24日、田村彦志撮影
取材に応じるありし日の野添憲治さん=自宅で2015年10月24日、田村彦志撮影

 取材を続けてきて半世紀近いが、折に触れてその背中を思い出す人がいる。戦時中の強制連行の実態を取材し、多くの著書を残した作家でルポライターの故野添憲治(のぞえけんじ)(本名・山田市右エ門=やまだ・いちえもん)さんはその1人だ。2018年4月に83歳で亡くなり、もう3年が経つ。能代市に住み、多くの悲劇や戦争の愚かさを地方から発信し続けた生涯だった。

 3年前、膵臓(すいぞう)がんのため市内の病院で息を引き取った。本人の遺志で葬儀はしなかったが、親族のみの通夜の席で私もお別れのあいさつをすることができた。

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