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手元供養をしたい 故人を身近に感じる

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両親の遺骨が収められたガラスボトルを見つめる森友靖生さん=東京都武蔵野市で
両親の遺骨が収められたガラスボトルを見つめる森友靖生さん=東京都武蔵野市で

 故人の遺骨の一部をアクセサリーにしたり、小型のガラスボトルに入れたりして自宅など身近な場所に保管する「手元供養」が増えている。家族の形態が変わり、先祖代々の墓を守っていくという意識が薄れる中、子や孫に費用や管理の負担がかからないことに加え、故人を身近に感じられるのが人気の理由という。

 「一見するとインテリアでかわいらしいし、常に両親が一緒に居るような温かい気持ちにしてくれる」。東京都武蔵野市の東海大名誉教授、森友靖生さん(65)は、自宅リビングに飾られている植物標本(ハーバリウム)のような色鮮やかなガラスボトル2本を眺めながら穏やかな笑顔を見せた。ボトルには両親の遺骨の一部が収められている。

 2020年1月、当時熊本市に住んでいた森友さんは、福岡県飯塚市の病院に入院していた父登さんを88歳で亡くした。自身の息子や娘夫婦が東京で暮らしていたこともあり「お墓の管理とそれに伴う経済的負担を子どもたちに負わせたくない」と考えた。インターネットで葬送方法を探していたところ、海洋散骨を手掛ける一般社団法人「日本葬送倫理協会」(福岡市)の存在を知った。

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