演劇 劇団四季「アナと雪の女王」 姉妹の心情、より深め=評・濱田元子

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 魔法の力を持って生まれたために心を閉ざしてしまったエルサと、姉の心をとかそうとするアナ。真実の愛を探す姉妹の物語が、「ありのままで」など極上の楽曲と共に紡がれる。大ヒットしたディズニーの長編アニメーションの舞台化だ。

 米ブロードウェーで2018年初演。北欧を思わせるアレンデール王国の王女エルサ(岡本瑞恵/三井莉穂)は、魔法で誤ってアナ(三平果歩/町島智子)を傷つけたため、自室に閉じこもり感情を封じ込める。事故の記憶を消されアナは、姉と遊べない寂しさを募らせる。

 映画脚本も手がけた台本のジェニファー・リーは、幼少からの姉妹の絆、すれ違う心情を丁寧に描きドラマ性を深める。ヒロイン2人を軸にした物語はシンプルだが、舞台版に書き下ろされた新曲(クリステン・アンダーソン・ロペス&ロバート・ロペス作曲・作詞)、多彩なシーンが楽しさと厚みを加える。

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