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密着 難民選手団、日本に難問 IOC主導で「連帯」 厳格審査、政府に批判

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難民選手団の旗手を務めたユスラ・マルディニ選手は競泳女子100メートルバタフライに出場した=東京アクアティクスセンターで24日、宮間俊樹撮影
難民選手団の旗手を務めたユスラ・マルディニ選手は競泳女子100メートルバタフライに出場した=東京アクアティクスセンターで24日、宮間俊樹撮影

 東京オリンピックでは2016年のリオデジャネイロ五輪に続き、難民選手団が結成された。出場選手は前回の約3倍の29人。深刻化する難民問題への関心を高め、難民に希望をもたらすことを目指す。だが肝心の開催国・日本が難民の受け入れに消極的だ。支援者や難民認定を待つ人たちは、制度の改善を強く求めている。

IOC主導で「連帯」

 「今日の気持ちをどんな言葉で表せばいいのか分からない」。23日の開会式で難民選手団の旗手を務めた競泳女子のユスラ・マルディニ選手(23)=シリア出身=は式典後、SNS(会員制交流サイト)にこう投稿し、五輪旗を持って歩く自身の動画をアップした。前回に続く2回目の五輪出場となった今大会。24日の100メートルバタフライは最下位で予選敗退したものの、試合後は充実した表情だった。この日出場したバドミントン男子のアラム・マハムード選手(24)=シリア出身=も「難民を代表できるのは誇りだ」と語った。

 国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長が難民選手団の結成を宣言したのは15年10月の国連総会だ。当時は、中東やアフリカなどから欧州に多くの移民や難民が殺到する「欧州難民危機」の最中だった。「この中にアスリートもいるはず」。そう考えたバッハ氏は、総会に向かう機中でリオ五輪での難民選手団創設を思いついたという。

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